10月4日、萩生田文部科学大臣は当職最後の会見を実施。これまでの2年間を振り返った。
「35人学級は大きな決選だった。30人で決めたかったが、最後まで粘って戦った。35人学級は始まりであり、今後は、さらなる少人数学級が求められる。
教員の働き方改革も、司法からも改善を求められている。教員の労働環境等の改善で、学校の多くの問題が解決に向かうことが考えられる。
予算があれば政策のスピードを上げることができる。
子供たちは政治に声を出すことができない。自分の学校の理科室や図書室を他校と比較することができない。
地方財政措置を何十年も継続しているが、教育行政に熱心な首長とそうではない首長の場合、行政が考えている優先順位が変わることがある。それぞれの事情があることは理解できるが、必要と国が考えたものをそれに使用してもらわなければ困る。義務教育に必要な経費はダイレクトに示す必要があるのではないか。令和の時代のスタンダードを決めたら、それが整うまで国が伴走していく仕組みを作る必要がある。GIGAスクール構想を経験して、強くそう思う」と述べ「名残惜しいですね」と会見を終えた。