文部科学省は「初等中等教育段階における生成AI利活用に関する検討会議」を設置し、昨年7月に策定した「生成AIに関する暫定的なガイドライン」の改訂について検討を始める。
第1回会議は7月25日に行う。
昨年7月の「生成AIに関する暫定的なガイドライン」策定後、様々な生成AI活用事例などが報告されており、技術の進展や各製品の進化が見られる。また文部科学省は生成AIパイロット校を昨年度及び今年度、指定して校務活用や学習活用についての検証も進めていることから、これらを踏まえ、次について検討を進める。生成AI活用もデジタル学習基盤の1つとして位置づける考えだ。
▽学校現場における生成AI利活用
▽児童生徒の学びにおける生成AI活用
▽教員の校務における生成AI活用
なお九段中等教育学校では、教員主導で学校独自の生成AI活用ツールを開発・活用。また山梨県甲府市では市教委独自で生成AI活用ツールを開発している。学校が参照したい文章のみを利用した仕組みや選択肢を選ぶだけで各種文書のひな型を作成するなど教員が安心して利活用できる仕組みが独自開発されている。
生成AI活用の最新事例などが本会議でヒアリングされ、それを踏まえた改訂が進むことになるだろう。