岐阜県瑞浪市の麗澤瑞浪中学・高等学校は、「対面授業」と「オンライン授業」を組み合わせた授業スタイルとして「ハイブリッド授業」を導入した。
■多くの生徒がオンライン授業で新学期を迎えた
麗澤瑞浪中学・高等学校は、新型コロナウイルスの影響を受けて、2020年8月24日から9月3日まで「オンライン授業期間」と位置づけ、新学期を開始した。この期間に多くの生徒は自宅からオンライン授業を受け、学習を進めた。
■一部の生徒は対面授業で対応
受験を控えた高校3年生の寮生の希望者、自宅から通う際に送り迎えが可能な生徒、部活動等で公式戦などを控えている生徒などの一部の生徒は、通常通り教室で授業を受ける「対面授業」を実施。この「対面授業」と「オンライン授業」を組み合わせた授業スタイルを、同校では「ハイブリッド授業」と呼んでいる。
■対面授業とオンライン授業を同時に行う
教員は授業を目の前で受けている生徒と、オンラインで受けている生徒の両方に気を配りながら授業を進めた。2020年5月から6月には、完全オンラインで授業を実施していたこともあり、その経験を活かし、工夫を凝らしてハイブリッド授業に取り組んだ。
■より効果的なハイブリッド授業に向けて
実際にハイブリッド授業を行った教員は「生徒の反応をリアルに感じることができる対面授業の良さを再確認するとともに、対面とオンラインの双方に声かけや問いかけを行うことの難しさも感じた。今回の取組を通して教員も様々なノウハウを得ることができた。より効果的なハイブリッド授業への意識を高めることができた」と語る。
■柔軟な対応で新しい学びのスタイルを提案
今後、いつどのタイミングでコロナウイルス感染が再度拡大するかわからない状況の中、ハイブリッド授業のように柔軟な対応をすること、そして受け入れることが重要となる。麗澤瑞浪中学・高等学校は、生徒が安心して勉強に専念できる機会を提供していけるよう、新しい学びのスタイルを提案する。
<麗澤瑞浪中学・高等学校 授業スケジュール>
ハイブリッド授業期間:8月24日~9月3日
通常授業開始日:9月7日~
※一部、ハイブリッド授業を継続して実施。今後の状況に応じ、変更の可能性あり。