文部科学省では、各市町村における少子化に対応した魅力と活力のある学校づくりの積極的な検討を支援するため、学校統合を通じた魅力ある学校づくりや、地理的な要因等により学校統合が困難な地域などにおいて小規模校のメリットを最大化しデメリットを最小化する取り組み等、優れた事例を創出するための調査研究を行うとともに、好事例をHPで紹介するなど、少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校教育の推進を図ってきました。
前年度に引き続き、今年度も魅力ある学校づくりにむけた施策について情報発信する「学校魅力化フォーラム」を開催します。日時は2019年11月1日(金)13:15~、会場は文部科学省東館3階第1講堂です。参加費は無料、ただし定員300名(先着順)で事前に文部科学省HPから参加登録が必要です。当日の内容は下記のとおりです。
◇講演
「学校再配置・魅力化とネットワーキング ~現状と先進的取り組みについて~」千葉大学教育学部・貞広斎子教授
◇事例発表
「統合へのプロセスと統合の成果と課題」小国町教育委員会・山形県
「小規模校同士の学校間連携による多様な学習活動の展開」香美町教育委員会・兵庫県
「8町村で取り組むふるさと創造学と遠隔合同授業」福島県(相双教育事務所、双葉郡内教育委員会代表富岡町教育委員会)
◇パネルディスカッション
「学校の魅力化に対応した教育委員会の役割」コーディネーター:貞広斎子氏、パネリスト:事例発表自治体
山間部や島嶼部といった地域では、仲間がいる環境をと思っても、毎日の登校を考えると難しいでしょう。ICTを活用した遠隔授業、曜日を決めてお互いの学校へ行く、あるいは行事等を合同で行うといった工夫でも、学校を魅力的にすることはできるのではないでしょうか。また、逆に人数が少ないことを魅力と捉えられるかもしれません。自分たちの学校の魅力をどのように上げていけるのか、考えるきっかけにしてみてはいかがでしょう。