高等学校を対象とした「女性の健康教育」に関する講師派遣授業『かがやきスクール』が、開始から4年で、全国の高校生の約26,000人が受講していることがわかりました。
「かがやきスクール」では、専門の医師を高等学校に派遣し、無料で女性の健康教育に関する授業を実施します。
「月経のために勉強や作業の能率が下がる女子高校生は65%」といわれています。『かがやきスクール』は、女性の健康教育として正しい知識を身につけるための機会となるようにと行われてきました。
開始から4年となる2018年3月時点で、授業実施高校が、延べ98校、受講者数が25,875人(女子16,294人、男子9,581人)に達したことが、わかりました。
「かがやきスクール」は、バイエル薬品株式会社、MSD株式会社およびオムロン ヘルスケアが、社会貢献活動の一環として共同で実施しているものですが、はじめは、バイエル薬品が女性の健康と活躍を支援する環境づくりに寄与することを目的として、2014年より全国高等学校長協会、全国商業高等学校長協会、全国高等学校長協会家庭部会、全国養護教諭連絡協議会の後援のもと開始したプログラムでした。2017年度よりMSDが共催企業として加わり、2018年度からはオムロン ヘルスケアが同じく共催企業として加わりました。
今年度の授業は、2018年6月より開始で、全国約40校での実施が予定されています。
日本社会では、女性の活躍がますます期待されています。女性自身が望む人生設計やキャリアプランを実現するためには、女性特有の病気やライフステージの変化について、正しく理解することが大切です。また、こういったことを若いうちから知っておくことで、女性特有の健康問題を早期に発見でき、適切な対処ができることにもなります。
授業には、男子生徒の参加も推奨しており、妊娠出産について、またパートナーとの正しい付き合い方について理解することで、互いを尊重し合える関係作りにも寄与することを目指しています。