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高校生・高専生を選抜し情報学のエリート研究者育成 「情報科学の達人」プログラム

2020年4月30日

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構国立情報学研究所(NII)は、一般社団法人 情報処理学会(IPSJ)及び特定非営利活動法人 情報オリンピック日本委員会(JCIOI)と共に、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)グローバルサイエンスキャンパス(GSC)「情報科学の達人」育成官民協働プログラムを20204月より本格的にスタートしました。

 

このプログラムは、20代で世界のトップクラスの研究を行う情報学研究者や技術者を日本からも多数輩出することを目指して高校生・高専生を選抜し、NIIIPSJJCIOIが連携して先端的な共同研究に早期に取り組ませることでエリート教育を実施するものです。

 

第1期生となる2020年度受講生には日本情報オリンピックの予選Aクラスの成績上位者を含め合計76名の応募があり、そこから38名を受講生として選抜しました。325日に開催したオンライン会議形式によるキックオフワークショップを皮切りに、「情報科学の達人」プログラムを展開していきます。

 

海外の巨大IT企業では、20代後半〜30代前半の情報学のエリートがテクノロジーをリードしています。対して日本では高校や高専から大学、大学院へと連携・接続するべきエリート養成システムが機能しているとは言えない状況で、日本でも20代で世界のトップクラスの研究を行う情報学研究者や技術者を多く輩出することが喫緊の課題となっています。

 

第1段階育成プログラムでは、受講生が研究機関を訪問して広く浅く最先端研究を学ぶ予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策により研究室訪問が難しくなりました。この状況に対応するため「情報科学の最前線」を学ぶオンライン学習のカリキュラムが行われます。

 

日本のITビジネスにとってもですが、意欲に満ちている高校生・高専生たちにとっても願ってもないプログラムではないでしょうか。感染症対策でできないこともありますが、興味を活かせる場所で輝いてもらいたいですね。

 

選抜した高校生等を先端共同研究により20代のエリート研究者に育てる「情報化学の達人」育成官民協働プログラムをスタート – 情報学分野の最先端研究を行う若手研究者が直接指導 –

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