自転車通学が多い都道府県は「和歌山」「高知」「愛媛」の順。また、学校からの帰り道で「コンビニ」「学習塾」「100円ショップ/ディスカウントストア」が立ち寄りスポットTOP3ということが、全国の高校1年生から3年生の男女2150名を対象に実施した調査で明らかになった。
■通学手段は「自転車」と「電車」がTOP2
LINEリサーチが通学手段や通学時間をどのように過ごしているかについて調査したもの。高校に通学するときの交通手段については、全体でもっとも多かったのは「自転車」で56%、次いで「電車」が48%と、それぞれ半数程度を占める。男女別に見ると、男子高生は女子高生にくらべて「自転車」を利用する人が多い傾向にある。
■自転車通学は西日本、電車通学は主に首都圏が多く
「自転車通学」が多い都道府県は「和歌山」、「高知」、「愛媛」で、主に西日本方面に多い傾向にある。「電車通学」が多い都道府県は「東京」、「埼玉」、「千葉」の首都圏のほか、都市部とその周辺エリアが多くなっている。「家族の車で通学」は「沖縄県」がもっとも高く、「バス通学」がもっとも多いのは、坂や階段が多い「長崎県」となっている。
■1位は男女とも音楽を聴く、女子はSNSへの投稿、男子はゲームが2位
通学中に何をしているかについての質問では、女子高生の1位は「音楽を聴く」で7割近くの割合になっている。2位の「SNSに投稿したり閲覧したりする」と3位の「メッセージのやり取りをする」も半数を超えている。男子のTOP3は「音楽を聴く」、「ゲームをする」、「勉強をする」の順。2位の「ゲームをする」は1位の「音楽を聴く」と僅差だった。
■電車とバスで異なる過ごし方
「電車通学」をしている人は「勉強をする」、「友達とおしゃべりをする」、「ニュースを見る」という割合が高く、「バス通学」をしている人は「寝る」、「ぼーっとする」、「景色をながめる」の割合が多い傾向にある。
■7割の高校生が寄り道をして帰る
学校からの帰り道についての質問では、「まっすぐ家に帰る」と答えた人は全体の3割で、7割の高校生がどこかに立ち寄っていることが分かった。立ち寄りスポットのTOP3は「コンビニ」、「学習塾」、「100円ショップ/ディスカウントストア」の順。「コンビニ」が圧倒的にTOPで女子高生は約5割、男子高生も約4割にのぼる。
■男子に目立つ勉強目的での立ち寄り
女子高生の2位は、文房具からお菓子・雑貨までそろう「100円ショップ/ディスカウントストア」。プチプラコスメなどもある「ドラッグストア」は3位となっている。一方、男子高生は、2位に「学習塾」、5位に「図書館/自習室(学校以外)」がランクインするなど、勉強目的での立ち寄りが上位となっている。
【調査概要】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2020年10月6日~9日
有効回収数:2160サンプル