新学習指導要領では、体験活動の一層の推進を求めています。
文部科学省で、青少年の体験活動推進企業表彰の募集を行っており、募集要項が公開されています。
この募集が行われる目的は、社会貢献活動の一環として青少年の体験活動に関する優れた実践を行っている企業を表彰、全国に広く紹介することによって、青少年の体験活動の推進を図ることにあります。
応募対象は、企業がCSRや社会貢献活動の一環として国内で実施した青少年の体験活動となっており、条件として以下のことがあります。
まず、企業が社会貢献活動として主催した体験活動であること、そして、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの間に実施された体験活動であること、そして、参加する青少年を公募して実施した体験活動です。
「体験活動」は、その内容に応じて、大きく三つの体験に分類されます。
まず1つ目は、生活・文化体験活動であり、たとえば放課後に行われる遊びやお手伝い、野遊び、スポーツ、部活動、地域や学校における年中行事です。
2つ目は、自然体験活動で、たとえば登山やキャンプ、ハイキング等といった野外活動、または星空観察や動植物観察といった自然・環境にかかる学習活動です。
3つ目は、社会体験活動であり、たとえばボランティア活動や職業体験活動、インターンシップなどです。
表彰の数は、原則として1企業に対して文部科学大臣賞が交付される予定で、審査は平成30年12月上旬~中旬行われる予定となっています。