文部科学省が、企画競争を前提とした各種公募を公開しています。主なものは以下になります。
■次世代学校支援モデル構築事業
学校において普及が進んでいる統合型校務支援システムを出席管理等の単なる帳票の電子化にとどめず、これらの校務の情報を学習記録データ等と有効につなげ、学びを可視化することを通じて、学校におけるデータ活用の在り方や学習記録のデータ化の方法、情報セキュリティの担保を前提とするシステムを活用した個人情報としての学習記録データの連携方法等に関する実証研究を行い、教員による学習指導や生徒指導等の質の向上や学級・学校運営の改善等、学校教育の質の向上を図ります。
■考え議論する道徳への転換に向けた先進事例等の収集・分析・普及事業
平成30年度から始まる道徳科が着実に実施されるためには、多様で質の高い指導方法や教材、評価方法が全国で共有され、様々な創意工夫ある実践が展開されることが極めて重要であり、また、このことは教員の負担軽減につながるものです。
したがって、多様で質の高い指導方法や教材、評価方法などに関する資料を収集し、その分析を行い、それらを広く発信すること等により、道徳の特別教科化の趣旨や理念の実現を図ります。
■特別支援教育に関する実践研究充実事業
幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導や必要な支援を行うための実践的な研究等に取り組み、その成果を全国へ普及することによって特別支援教育の推進を図ります。
■特別支援教育に関する教職員等の資質向上事業
特別支援学校教員等に対する資質を向上させるため、特別支援学校教諭免許状取得に資する取組を集中的に実施するとともに、手話等のコミュニケーションツールを活用できる教員の育成や自立教科等の専門教科の指導に関する研修を開催します。加えて、平成30年度から制度化される高等学校における障害に応じた特別の指導や特別支援学級に在籍する児童生徒の増加等の背景を踏まえ、民間企業の知見等を活用しながら、通常の学校に在籍する教職員を中心とし、障害がある子供を持つ保護者や地域住民への特別支援教育に関する理解を深めていく取組を実施します。
■平成30年度子供の読書活動の推進「読書コミュニティ形成支援
子供が自主的に読書活動を行うことができるよう、社会全体で環境の整備を促進することが重要であることから、地域における読書コミュニティの形成を推進するための事業を実施します。
■その他の公募
・平成30年度「文化芸術による子供の育成事業」委託業務
・道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業
・平成30年度「幼児教育の推進体制構築事業」の成果に係る調査分析
・平成30年度中・高等学校英語教育推進リーダー中央研修等実施事業
・平成30年度小学校英語教育推進リーダー中央研修実施事業
参加を希望する者は、企画提案書を公募要領に従って提出します。その他必要事項については、公募要領等によります。