国立国際医療研究センター病院AMR臨床レファレンスセンターは薬剤耐性を啓発する出前授業「感染症と薬について学ぼう」を3月13日、新宿区立戸塚第一小学校で実施しました。
授業を受講したのは同校６年生の児童たち。同センターの医師・薬剤師・看護師が講師として登壇し、薬剤耐性を踏まえた正しい感染症予防対策について伝えました。薬剤耐性とは抗菌薬の不適切な使用により、病原体が変化して抗菌薬・抗生物質が効かなくなること。
授業では、感染症の原因となるウイルスと細菌には違いがあること、処方された薬は決められた容量と用法を守ることが重要であることなどが講義されました。感染症予防のひとつである手洗いについては、正しい方法を学んで体験。蛍光塗料とブラックライトを使って洗い残しがないかを調べ、手洗いの必要性を全員で再確認しました。
授業後、児童らは「普段病院で勤務している医師や看護師に教われてよかった」「正しい手洗いの方法を実際に体験できてよかった」などの感想を話しました。
