株式会社アイ・オー・データ機器は、4K対応65型電子黒板「らくらくボード」を2020年8月下旬より発売します。この製品は電子黒板機能が内蔵されている薄型タッチセンサー採用ディスプレイで、パソコンなど他の機器を用意する必要がなく、電源を入れるだけで付属のペンや指による手書き入力を行うことができます。使用後もスリープモードにしておけば、電源ボタンを押してすぐに再使用でき、書いた内容を保存しておくこともできます。
従来のタッチセンサーでは、描画内容が一筆書きになってしまうなど誤操作がありましたが、「らくらくボード」に採用されている薄型タッチセンサーは、パネルまでの距離が短いため、一筆ごとに正しくタッチが認識されます。さらに書き間違えたときは手のひらでこすれば消える「黒板消し機能」で、より本物の黒板やホワイトボードに近い感覚で使えます。また10点マルチタッチに対応しているので、複数人で同時に使うことができます。指先での書き込みはもちろん、指紋などが付かないよう付属のタッチペンでも書き込みできます。
フルHDの4倍の表示エリアの4K UHDに対応し、映像の細部までをリアルに鮮明に表示できます。4倍の情報を表示できるので、より多くの情報を一度に表示し、快適な作業を行うことができます。65型の大画面は、例えば学校で黒板の横に設置して電子黒板と使い分けることで、授業をテンポよく進めることができます。また、ディスプレイとして教材を表示して、その上から直接書き込むことも可能です。
文科省ICT整備方針の「教室の最後方からの視認性を考慮したサイズ」の65型なので、教室の後ろからもよく見えます。大きく広々使える従来の黒板と、さまざまな用途に使える電子黒板を併用することで、授業の効率や密度が高まることが期待できますね。