英検3級取得者が1級を目指す場合1160時間の学習が必要、英語検定に向けた1週間の学習時間は7.2時間であることが調査の結果、明らかとなった。
■英検学習経験者を対象にアンケート調査を実施
オーストラリアから英語学習の情報を発信する「英語学習ひろば」は、2020年7月から11月にかけてオンラインを使用し、英検学習経験者1100人を対象にアンケート調査を実施した(有効回答数607人)。
■準1級・1級は難易度が高く学習時間が長くなる傾向に
英検学習経験者の学習時間を調査したところ、英検3級取得者が1級を目指す場合、1160時間の学習が必要ということになる。準2級と2級が1つスコアを上げるための学習時間が170時間と大差がないのに対し、2級取得者が準1級を取得するのに340時間、準1級取得者が1級を取得するのに450時間と難易度が上がっていることがわかる。
■英検に向けた1週間の平均学習時間は7.2時間
英検学習者が英検に向けて学習する時間を算出したところ1週間の平均学習時間は7.2時間となった。これは、以前に行ったTOEICの学習時間目安の調査結果とほぼ変わらない結果となっている。英検3級取得者が1級取得まで要する学習時間は37か月となる。
■学習方法のトップは「教材などを使った独学」
英検学習者が最も多く行っているが学習方法は「教材などを使った独学」で59.2%。次いで「学校や塾」の36.4%となる。これはTOEIC学習者への質問でも同じ順位だが、「学校や塾」と答えた割合は10代で受けることが多い英検学習経験者の方が多くなっている。なお、TOEIC700点以上の人に対して行った調査では、1位に「動画や映画を使った学習」がランクインしている。
<調査概要>
調査対象人数:1100人
有効回答数:607人
調査期間:2020年7月~2020年11月
調査方法:オンラインアンケート