群馬県前橋市は、すららネットが提供する無学年式AI×アダプティブラーニング「すらら」を、2020年度6月から同市内の全中学校に導入した。
同市は今回の取組を、8月31日までの期間限定で実施。対象は市内全22の中学校で、中学3年生2620人が1人1台タブレットを持って学習する。自宅学習や在宅ワークが急速に広がり、タブレットの需要が高まるなか、全中学生にタブレットを支給することが困難であることから、高校受験をひかえて自宅学習のニーズが非常に高まっている中学3年生が今回の受講対象となっている。
前橋市教育委員会事務局総務課・主任の清水亮介氏は、「今後、『すらら』導入の効果を様々な角度から検証し、ウィズコロナ・アフターコロナ、あるいは情報化が進むとされる教育の在り方について検討を行うことで、今回の検証結果を同市のGIGAスクール構想につなげていきたい」とコメントしている。