10月17・18日に開催された筑波大学附属高等学校のオンライン文化祭「桐陰祭Online」では、演劇などの動画コンテンツを上演する際、字幕を作成するツールとして「Rimo Voice」が活用された。
■5月に桐陰祭Onlineの開催を決定
新型コロナウイルスの影響で体育祭や文化祭などの学校行事やイベントの多くが中止される中、筑波大学附属高等学校では授業をオンラインで実施し、5月には桐陰祭もオンラインで実施することを決定した。
■生徒の思いがオンライン文化祭を成功させた
桐陰祭は「生徒が主体的に企画を作り上げること」を理念としており、“オンライン開催でも実現できるのではないか”、“厳しい状況の中でも頑張れば他の高校生にも元気を与えられるのではないか”といった学生たちの思いがオンライン文化祭を実現させた。
筑波大学附属高校 桐陰祭公式ホームページ
■母校の学生を応援したいとの思いでRimo Voiceを提供
Rimo合同会社の相川直視代表が筑波大学附属高校出身ということもあり、“母校の学生たちの頑張りを応援したい”という思いから、日本語に特化したAI文字起こしサービス「Rimo Voice」を無償で提供した。「Rimo Voice」は、桐陰祭でアップされる動画の字幕作成をサポートした。
■字幕用フォーマットにできるよう機能をアップデート
桐陰祭での使用を踏まえ、「Rimo Voice」で文字化したデータを字幕用フォーマットでダウンロードすることができるように機能をアップデート。字幕用フォーマットで文字化したデータをダウンロードした場合、字幕に適した形で文章が自動的に短く編集。YouTubeなどの動画配信サイトに動画と合わせてアップロードすることで、字幕付きのコンテンツを公開しやすくした。
<Rimo について>
Rimo が、今年9月1日にリリースした日本語に特化したAI文字起こしサービス「Rimo Voice」は、インタビューなどの会話の文字起こしだけではなく、議事録として使用されることを想定して作られている。今後、教育機関では、オンラインで授業を行う機会が増えることが予想され、教育分野での文字起こしのニーズが高まっている。教員や学生にとって新しい形での教えや学びが必要とされる中、Rimoは学校関係者や教育機関をサポートしていきたいと考えている。