第22回 全国中学高校Webコンテストの参加チームの募集が2019年5月30日より始まりました。全国中学高校Webコンテストは、中高生が3〜5人でチームを組みグループで探求活動を行い、その過程と成果をWeb作品に仕上げて発表するコンテストです。
1996年に米国でスタートしたICTを活用したアクティブラーニングの決定版で、日本では1998年から開催されています。上位入賞者には、文部科学大臣賞をはじめとする大臣賞が授与されます。また作品の改良活動、英語ページの作成、プレゼンテーションの機会があるのも特徴です。
応募部門には中学生の部・高校生の部があります。作品はWebブラウザで閲覧できるもの、第22回コンテスト開催期間中に制作された未発表作品に限ります。チーム構成は生徒3〜5名とコーチ1名、生徒は違う学校の生徒の組み合わせも可能です。ただし前年度にプラチナ賞に選出された生徒が2名以上入ってはいけません。第22回の申込締め切りは7月19日、提出締め切りは11月19日です。
作品は、「Web教材」または「問題解決」のいずれかの区分を選択して応募します。「Web教材」は、他の生徒たちがそのテーマについて学習できるようになっているもの。「問題解決」は、実際に存在する解決すべき問題を取り上げ、問題点とその解決策、解決に至るまでのプロセスなどを資料やデータなどに基づき論理的に提示するものとなります。
探求活動のテーマは自ら設定できますが、その内容は誰かの役に立つWebサイトとして公正・表現されたコンテンツでなければなりません。伝える立場に立ち、何をどう表現するか、仲間とともに徹底的に考えることが、深い学びをもたらします。グループでのWebサイト制作について経験がなく、全く初めてという学校には「出張講座」を開設しているということです。
興味を持ったことについて深く調べて、それを知らない人たちも理解できるようなコンテンツを作成すること、そこには探求と工夫が必要です。日頃の授業は受け身の学びになりがちですが、自分から「分かってもらえる」ことを意識して発信する、この経験をすることで、授業に対する姿勢も変わってくるかもしれませんね。