AtCoder株式会社の実施する「第3回アルゴリズム実技検定(PAST)」の結果が発表されています。
「アルゴリズム実技検定」は、プログラミングスキルを可視化する日本初のオンラインプログラミング検定で、このたびの第3回試験が実施されたのは、5月23日(土)~6月6日(土)です。
結果と同時に、受験者アンケートについても発表されています。概要は以下のとおりです。
受験者数は5087名で、最も多かったランクは初級の28.3% でした。このたびの第3回試験の受験資格が無償提供されたことによって、第2回試験に比べ受験者数が10倍以上に増加し、 幅広い層の方が受験されました。
受験者は、男性が95.3%と多く、また10〜20代が81.9% を占めていました。
職業別には、最も多いのが会社員(技術系)の31.9% で、小学校以上の学生は合計で57.5% 、パート・アルバイトを含む有職者の方は合計で39.7% でした。
業務でのプログラミングへの関わり方については、技術系有職者のプログラミング関連業務は 「自分でコードを書く」が85.3%、「自分でアルゴリズムを考える」が68.3% でした。また、プロジェクトマネージメント、 コンサルティングを行う人も受験されていました。
受験理由については、80.6%が「プログラミングスキルを高めるため」 、25%が「周囲の人が受けていたため」と回答されていて、学生・社会人の中で一定の認知が広がっていることがわかります。
また 24.7%が「就職・転職活動に活用するため」に受験したと回答していて、プログラミングスキルの証明に「アルゴリズム実技検定」が活用されつつある状況が見られました。
試験の難易度と受けた感想については、72.1%が「難しかった」「どちらかというと難しかった」と回答されている一方、94.7%が「楽しかった」「どちらかというと楽しかった」と回答されていました。
また、「アルゴリズム実技検定」を受験した学生の76.3%がプログラミング関連の職種を志望していることも、わかりました。希望する業務内容は、「自分でコードを書く」が96.7%、「自分でアルゴリズムを考える」が85.6%と多い結果となりました。
なお、「第4回アルゴリズム実技検定」は、2020年秋に予定されています。