立命館宇治高等学校は、開設20年を迎えた同校の教育カリキュラム「IMコース」の学びを紹介する動画を公開した。
■「留学」「イマージョン授業」「課題解決型学習」の３つを柱に
「IMコース」は、生徒らを海外の提携校に派遣する1年間の「留学」、国語以外の教科を英語で受講する「イマージョン授業」、高校生の視点から社会課題の解決に向けた行動を起こす「課題解決型学習」の3つを教育プログラムの柱として、生徒の「真の国際人」への成長を目指す。
■留学前の1年生と留学後の3年生が対談
動画前半は、日本人のグローバル力の現状・課題を提示し、IMコースの特長を説明。後半では、同コースの留学前の1年生と留学を経験した3年生が対談。また、地元ラジオ局「FMうじ」と協力して地球温暖化の解決に取り組む活動「RIT’S ECO TIME」を紹介している。
立命館宇治高等学校IMコース紹介動画（2分53秒）
■留学経験は生涯の財産になると提言
動画では、同校の「IMコース」を担当する川本健太郎部長が「真のグローバル教育では、単なる英語力の育成に留まらず、国際社会の中でコミュニケーション能力全体を向上させる必要がある」と指摘。また、10代からの留学経験は、人間としての成長に効果的であり、生涯の財産になると提言している。
■留学が新たな可能性を開くきっかけに
動画を通じて、これからの進路を考えている中学生には、留学を選択肢の１つとして捉え、自分の新たな可能性を切り開くきっかけにつながることを期待する。
【立命館宇治高等学校 IMコース】
立命館宇治高等学校は、生徒の学びに応じて、普通・一貫（文科／理科）、IM、IBの３コースで編成。IMコースは2000年に発足し、今年で開設20周年を迎える。IMコースの「immersion（イマージョン）」とは「没頭」を意味し、いわば「英語漬け」を目標としたコースとなる。「留学」「イマージョン授業」「課題解決型学習」の３つを教育プログラムの柱として、生徒の「真の国際人」への成長を目指す。
＜IMコースの柱となる３つの教育プログラム＞
「留学」：カナダ、ニュージーランド、オーストラリアの約80校の提携校の中から1人1校、1年次から2年次にかけて1年間現地高校へ留学する。
「イマージョン授業」：入学時から一部の授業を英語で行い、3年次には原則として国語以外の教科を英語で行う。留学で身につけた英語を維持するだけでなく、さらに伸ばすことを目的とする。
「課題解決型学習」：探究科目として、企業や大学と連携してグローバル社会が抱える諸問題について解決策を考え、行動を起こす。
＜FMうじとの共同プロジェクト「LET’S ECO TIME ＆ RIT’S ECO TIME」＞
FMうじのZoom Upの番組内、「RIT’S ECO TIME」のコーナーでは、2020年8月3日から立命館宇治高校のIMコース3年生が学生パーソナリティとなり、地球温暖化対策のための取組「COOL CHOICE」情報やエコ情報を紹介。12月まで毎週、 留学を経験した生徒達が、宇治の地元の情報と世界で起こっている出来事を織り交ぜながら、番組を制作する。
FMうじHP＝https://www.fmuji.com/
立命館宇治中学校・高等学校
