株式会社第一興商のグループ会社である、株式会社湘南第一興商は、昨年6月に神奈川県立秦野総合高校の公開授業でDKエルダーシステムを使用した音楽健康セッションを実施しました。DKエルダーシステムは、音楽を使う、体を使う、目で観るといったプログラムの提供を通じて、高齢者の心と身体を元気にすることができる介護予防、健康増進コンテンツ配信システムです。「運動・口腔・認知」など、総合的な生活機能の維持・向上の効果が認められています。
2008年に開校した秦野総合高校は、総合学校ならではの豊富な選択科目を有しています。そのひとつである“生涯スポーツマネジメント”では、市民が参加する体育イベントの運営サポートなどを生徒が体験学習してきた実績があります。
一部生徒を対象に行われたDKエルダーシステムを用いた音楽健康セッションでは、湘南第一興商から音楽健康指導士が派遣されました。参加した生徒から大変好評を博したことから、規模を拡大した公開授業を行ったところ、音楽健康セッションの実演方法について生徒が自主的に学ぶようになりました。
そして、昨年12月に開催された神奈川県高等学校総合学科教育研究会主催「総合学科フェスタ2019」において、同校から出場した2年生の2人が、「地域を元気にするフェスティバルの企画・運営」というテーマのもと、DKエルダーシステムのコンテンツである【脳トレーニング】や【パタカラ体操】などで音楽健康セッションを実演しました。来場者のほとんどが実際に体を動かすなどして会場は盛り上がり、結果、参加10校の中からみごと最優秀賞を獲得しました。
第一興商といえば、高校生にとってはカラオケでなじみがあることでしょう。その企業が手がけているサービスを学校で体験し、また社会に役立つよう活用することを考え、実行したことは参加した生徒たちにとって、とても貴重な経験だったのではないでしょうか。知っている企業や団体が、どのように社会と関わり、貢献しているのか調べてみることで、社会や仕事をより深く知ることができそうですね。