視覚と聴覚の両方に障害のある盲ろうの子供たちの教育を考えることを目的に「盲ろう教育公開講座」が、第1回目は1月16日(土)、第2回目は1月23日(土)にオンラインで開催される。教育機関・福祉機関との連携やICT機器の活用可能性などが語られる。
■1月16日と23日の2回にわたって開催
国立特別支援教育総合研究所は「盲ろう教育実践セミナー」を2020年11月21日(土)、12月5日(土)、12月12日(土)の3回に渡って開催した。2021年は全国盲ろう教育研究会と共催で「盲ろう教育公開講座」を1回目は2021年1月16日(土)、2回目は1月23日(土)にオンラインで開催する。
■医師の松永氏が教育機関・福祉機関との連携などを語る
第1回目の1月16日は「先天性および若年性の視覚聴覚二重障害に対する医療支援」と題し、視覚聴覚二重障害(盲ろう)に対する研究に取り組んでいる医師の松永達雄氏が、盲ろう医療研究の現状や一体的診療体制の取組、教育機関・福祉機関等との連携など、最新の動向と目指しているサポート体制について語る。
■研究支援員の森氏がICT機器の活用可能性について語る
第2回目の1月23日は「ICT機器の活用可能性と就労-盲ろう当事者の立場から-」と題し、研究所の研究支援員である森敦史氏が、先天性の盲ろう当事者の立場から自分自身を振り返り、教育や社会で学んできたこと、ICT活用による情報入手と発信、現在の就労の様子について語る。
<盲ろう教育公開講座 概要>
日時:
第1回 1月16日(土)10:00~11:30
第2回 1月23日(土)13:00~15:00
開催方法:オンライン配信(Zoomを使用)
参加対象者:視覚と聴覚の両方に障害のある盲ろう児・者の教育・福祉・医療などに関わっている、あるいは興味関心のある人
講師:
第1回 国立病院機構東京医療センター 臨床研究センター 聴覚・平衡覚研究部 部長
臨床遺伝センター センター長、耳鼻咽喉科 医師 松永達雄氏
第2回 筑波技術大学事務補佐員 国立特別支援教育総合研究所 研究支援員 森敦史氏
参加費:無料
申込締切:1回目 1月11日(月)、2回目 1月18日(月)
【申込方法】
Eメールの場合:件名に【公開講座申込み】と記入の上、本文に「参加希望日・氏名・所属・電話番号・メールアドレス」等を記入し、hoshi@nise.go.jpまで
FAXの場合:以下のWebサイトから申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入し送信