株式会社ottaは、児童や高齢者を地域のみんなで見守るサービス「otta(オッタ)」の新製品「otta.g」を今秋発売します。ottaは、Beacon技術を活用した見守り端末と見守りルーター、ユーザーのスマートフォンのネットワークで、位置情報を記録・通知するサービスとして、2015年4月に本格的なサービスを開始しました。
児童や高齢者などの社会的弱者が、誘拐や行方不明、迷子といったトラブルに遭遇した際に、早急に異変に気づき、迅速な対応を行うことで事件への発展を防ぐことに加え、街全体を見守りエリアとすることによる抑止効果により、安心・安全な街づくりを支援することを目的としています。
通常のエリアではGPSにより位置情報を取得し、子どもの現在地の確認と通知を行います。さらに、東京都世田谷区や福岡市など「ottaタウンセキュリティ導入地域」エリアでは、学校や公園、放課後に子どもが行く場所などに整備された見守りスポットを利用することで、ピンポイントでより精度の高い位置情報を取得し、保護者に居場所を通知します。
新製品「otta.g」は、従来からの位置情報の特定機能や防犯ブザーとしての機能に加えて、ボイスメッセージによる双方向でのコミュニケーションツールとして進化しました。文字入力が出来ない年代の幼児や児童でも、保護者と音声でメッセージのやり取りができます。通話でなく、SNSと同様タイミングを見てチェックできるため、移動中や仕事中など、電話に出られないときにも連絡を取り合うことが可能です。
シンプルで可愛いデザインの本体は、コンパクトな手のひらサイズで主さも約80gと軽く、ランドセルへの取付、付属のネックストラップなどで気軽に携帯できます。防水対応で、バッテリーの稼働時間も最長30日間と急なバッテリー切れの心配がありません。さらに、迷子やケガなど万が一のときにも、位置情報と周囲の音声情報を保護者に通知する「緊急モード」を搭載しており、子どもから保護者に助けを求めることができます。
各地で学校再開のニュースが聞かれますが、まだ一斉登校ではないところも多く、大人の目が行き届かないことも多いでしょう。音声で「今から学校に行くよ」「○○ちゃんの家に行ってくる」など行き先を知らせることができれば、親子ともに安心できますね。