コミュニケーションアプリとして広く知られている「LINE」を運営するLINE株式会社は、2020年度からの小学校プログラミング教育必修化の流れも受け、ICTを自ら新しく作り出すための能力を培い、未来のデジタル社会をより良いものにするための育成を目指し、今夏、プログラミング教育に参入することを発表しました。専任講師が学校のプログラミングの授業をサポートする出前授業の事前申込受付を教育関係者対象に開始し、既にいくつかの小学校で出前授業を実施しています。
さらに新しく、プログラミング学習プラットフォーム「LINE entry」の一般公開をスタートしました。これは出前授業で限定的に使用していたものを一般公開したものです。今回の一般公開により、今後は出前授業だけでなく,誰でも「LINE entry」のビジュアル型プログラミング言語で簡単にコーディングを体験したり、LINEのオリジナル教材をダウンロードしたりできるようになります。
学校の先生が自身で「LINE entry」を活用したプログラミング授業を行うことがかのうになり、また家庭でも「LINE entry」を使って子どもたちが学んだり、保護者が子どもに教えたりすることができるようになります。場所や時間を限定せず、多くの人たちがプログラミング教育と触れあうきっかけが提供されます。
「LINE en\try」には4つの基本機能「学習する」「作る」「共有する」「マイページ」があり、「学習」は「学ぶ」というページで、学校の先生を主な対象としたLINEオリジナルの公式教材をダウンロードできます。「作る」は「ワークスペース」というページで、子どもたちが直感的に操作できるビジュアル型のプログラミング言語を使って、ブロックを組み合わせながらコーディングし、実行することができます。作り方次第でLINEのキャラクターを自由に動かしたり、オリジナルのゲームを作って遊んだりすることができます。
「マイページ」は「ワークスペース」で作った自分の作品を保存する場所です。今後、保存した作品を公開設定にすることで、他の人に「共有する」こともできるようになる予定です。このように遊び感覚で楽しみながらプログラミングを学習することができます。また、これらの機能は全て無料で利用可能です。
子どもたちに人気のLINEキャラクターを動かすためにプログラミングを学ぶというのは、学習の動機付けになるでしょう。とっつきやすくて面白そう、と思え、また無料で誰でも使える、子どもたちに優しいプラットフォームですね。
無料のプログラミング学習プラットフォーム「LINE entry」の一般公開をスタート|LINE