横浜市立荏子田小学校は10月2日(金)、プロジェクターとプログラミングソフトを活用したプロジェクションマッピング体験の実証授業を実施。6年生の児童がプロジェクションマッピング作品づくりに挑戦した。
■ソフトを使ってプロジェクションマッピング作品を制作
今回の実証授業は、放送大学の中川一史教授、同・佐藤幸江客員教授、エプソン販売、シムディレクトの共同研究活動の一環として実施。PCを使って「アニメーション」「音楽」「写真」などを選択し、組み合わせることで、プロジェクションマッピング作品が制作できるソフトウェアを使って行われた。
■コロナ禍でも生き生きと学ぶ機会を
横浜市立荏子田小学校では、青木勇校長の「コロナ禍でも子供たちが生き生き学ぶ機会を作りたい」という考えのもと、プロジェクターによる迫力の大画面映像を通じて、驚きや感動の体験を提供したいというエプソンの考えに賛同し、今回の実証授業に至った。
■家族への感謝の気持ちを作品に込め
実証授業では、6 年生を対象に「伝えよう感謝の気持ち、彩ろうプロジェクションマッピング」をテーマに、専用ソフトを使って制作したプロジェクションマッピングの作品を制作。家族への感謝の気持ちとして発表した。
<横浜市立荏子田小学校 浦部文也教諭 コメント>
生徒たちは、コロナ禍で日々支えてくれた家族への感謝の気持ちを、プロジェクションマッピングを使って表現しました。最初は感謝の伝え方が難しい、恥ずかしいという気持ちが強くありましたが、試行錯誤しながらPCを操作し、制作していくにつれて気持ちも高まっていき、良い発表ができました。コロナ禍でいろいろな活動が制限されている中、子供たちはプログラミング的思考でプロジェクションマッピングを創るという特別な経験ができ、家族への感謝を伝えるとても良い機会になりました。
<放送大学 中川一史教授 コメント>
PCの画面とは違い、プロジェクターで大画面に投写することで、迫力のある授業が実践できました。今回は、ソフトウェアで「アニメーション」「音楽」「写真」を選択し組み合わせて表現することが、プログラミング的思考における「分解」「組み合わせ」「シミュレーション」が盛り込まれた内容となり、「想像と創造を育む活動」として良い授業だったと思います。
【今回の実証授業で使用した機器】
◆プロジェクター「EB-L1490U」×2 台
明るさは 9000lm、レーザー光源搭載で鮮やかな4K相当の高画質による迫力映像を実現
3年または 20000 時間の充実保証(3年または20000 時間の早い方となる)
詳細:https://www.epson.jp/products/bizprojector/ebl1000
◆超短焦点ゼロオフセットレンズ「ELPLX02W」×2 個
1mの投写距離で134インチの大画面投写を実現。最大1000インチでの投写が可能
レンズシフト機能により、設置場所の自由度が広がる
詳細:https://www.epson.jp/products/bizprojector/supply/elplx01/
◆ソフトウェア
PCを使い「アニメーション」「音楽」「写真」などのコンテンツをそれぞれ選択。3 分間のプロジェクションマッピング作品が制作可能。今回の実証授業用にシムディレクトが開発