株式会社モリサワは、教育関係者向けのセミナー「インクルーシブ教育実現への第一歩 ～合理的配慮を実践できる教育現場でのUDフォント活用～」を開催します。このセミナーでは、「わかりやすさ」「読みやすさ」をコンセプトに開発されたUDフォント(ユニバーサルデザインフォント)の効果や活用方法を3人の専門家が紹介し、ディスレクシアなど特別に配慮が必要な子どもたちはもちろん、全ての子どもたちが学習しやすい環境を整えるため、教育現場に求められるポイントを解説します。
セミナーの開催日時は、2019年10月11日(金)13時開場、会場は株式会社モリサワ本社（大阪市浪速区）です。参加費は無料ですが、定員100名（先着順）、HPからの事前申し込みが必要です。内容の詳細は下記の通りです。
◇発達障害の見え方の問題とUDフォントの効果（奥村智人/大阪医科大学LDセンター・オプトメトリスト）：ディスレクシアや資格認知の弱さにより、文字の読み書きが苦手な子どもに対して、特別な配慮・教育的支援が必要とされています。その配慮として「書体をより読みやすいものに変える」ことについて、検証と結果を踏まえて講演します。
◇新しい小学校英語での文字指導（狩野明子/上智大学短期大学部 英語科准教授・J-SHINE理事）：初めて英語に触れる子どもたちに、どうやって英語を教えればいいのか、英語学習における文字指導の大切なポイントを紹介します。
◇すべての子どもたちに「わかる！できる」を保証する、生駒市が実践する教育環境づくりへの第一歩（八代大輔/生駒市教育委員会 教育指導課指導主事）：今年度より市内全小中学校にUDフォントを導入し、学習活動等に活用しています。その導入のきっかけとなったUDフォントの有用性に関する実証や、活用語の児童・生徒からの反応について紹介します。
階段しかなかった場所に、エスカレーターやエレベータを設置するのと同様、学習の場に読みやすい文字を導入することは、文字の読みにハンディを抱える子どもも同じ場所で学習できると共に、すべての子どもにとっても読みやすい、学習しやすい環境が整うということです。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
教育関係者向けセミナー「インクルーシブ教育実現への第一歩 ～合理的配慮を実践できる教育現場でのUDフォント活用～」を開催【大阪】
