東京都教育委員会が、独自英語教材「Welcome to Tokyo」Beginnerおよび日本語版を作成しました。
東京都教育委員会では、平成32年度から、小学校3・4年生において外国語活動が実施されることに伴って(平成30年度・31年度は移行期間となります)、小学校3年生・4年生児童対象の都独自英語教材「Welcome to Tokyo」Beginner(入門編)を作成しました。
この教材は、平成30年度以降、対象となる児童に配布されます。
また、「Welcome to Tokyo」Elementary(初級編)・Basic(基礎編)の日本語版も作成され、国際交流活動や、海外からの受入児童・生徒等の日本語学習などに活用されることとなっています。
東京都の独自英語教材である「Welcome to Tokyo」は、日本・東京の伝統・文化理解促進として英語によるコミュニケーション能力の伸長を目的に作成されました。また、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けての国際理解教育の推進のためでもあります。
東京都では、平成27年度末から「Welcome to Tokyo」Elementary(初級編)、Basic(基礎編)、Intermediate(発展編)を作成しており、これらの教材は都内公立学校の小学校5年生以上の児童・生徒に配布されています。
「Welcome to Tokyo」Beginnerでは、全体を通して音声・映像が活用されていて、全トピックに目標表現を使ったドラマ等が収録されています。児童の発達段階に即した題材、学習や遊びなど学校生活を中心に、身近なことを英語で伝える内容となっています。
小学校5年生・6年生対象のElementary(初級編)および中学生対象のBasic(基礎編)の日本語版では、教材の英語を、日本語を母語にしない人を対象とした基本的な日本語に翻訳されていて、映像DVDの英語が日本語に吹替えられています。