東京経営短期大学はホテルオークラと産学連携のための協定書を2020年8月に締結、2021年度から同大学に本格的な人材育成のための授業コースを新設することを発表した。また、この連携にあわせてホテルオークラでは、海外ホテルで従業員として働く和食料理人が、東京マスダ学院調理師専門学校で学べる日本留学制度を創設する。
■東京経営短期大学の新コースにホテルオークラから講師を派遣
東京経営短期大学は、2021年度より2年制のホスピタリティコース「観光ホスピタリティコースSupported by Hotel Okura」(定員40名)を新設。ホテルオークラでは、同コース運営について授業内容・講師派遣などを通じて支援する。また、ホテルオークラグループの各ホテルに、同コースの卒業生(卒業見込みの学生)を積極的に採用する予定。
■海外のグループホテルから東京経営短期大学に留学
海外のホテルオークラグループホテルの従業員などから、毎年3名程度を東京経営短期大学に留学させ、同コースを受講できるようにする。学費や関連諸費用の大半はホテルオークラが負担。留学生がより実践的な知識・スキルを習得するため、The Okura Tokyoをはじめとする近隣のグループホテルでの業務従事の機会を提供する。
■東京マスダ学院調理師専門学校に海外ホテルの調理スタッフが留学
東京マスダ学院調理師専門学校にも、ホテルオークラ海外ホテルの若手調理スタッフ3~5名程度を毎年留学させる。学費や関連費用の大半をホテルオークラが負担し、日本での和食の調理・技術を習得させる予定。中核となる調理人の育成を図ることが目的とされる。