東京書籍株式会社と、株式会社増進会ホールディングス(Z会)は業務提携契約を締結し、その第一弾の取り組みとして2020年7月より東京書籍発行の検定教科書に準拠した授業動画の共同制作を開始することを公表した。
新型コロナウイルスの影響による休校や分散登校の影響で、授業時間の確保が困難になり、学校現場では本来の学習内容を十分扱えないことが懸念されている。そこで東京書籍とZ会グループは、児童・生徒たちの学びをサポートするために、協業で授業動画を制作することとした。具体的には、東京書籍が発行する教科書および指導者用で至る教科書の内容に基づいて、進学塾などを運営する株式会社栄光を始めとしたZ会グループの講師陣が授業を行う動画を制作する。
第一弾として、小学校6年生の算数、中学校3年生の数学・英語の1学期頃までの内容について、学校での補習や復習での活用、生徒の自主学習での活用を想定した動画を制定する。動画制作にあたっては、2020年6月5日に東京書籍より公表された「学習活動の重点化等に資する年間指導計画参考資料」に基づき、まずは「学校の授業以外の場において行うことが考えられる教材・学習活動」の内容を中心に制作する。
第二弾以降では、第一弾で扱わなかった単元・内容の追加、さらには学年や科目の拡充を予定している。