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未来のため、女の子たちの今や可能性を知る「夏休み読書感想文コンクール2018」

2018年11月20日

国際NGOプラン・インターナショナルは、「夏休み読書感想文コンクール2018『リアル』を知る。未来が変わる。」を開催。22の都道府県と海外の中高生から979作品が届きました。審査を経て入賞作品が決まり、11月18日に表彰式が行われました。

コンクールは、プラン・インターナショナルによる教育の制限を受ける女の子や女性たちの声を社会に発信する活動を拡大するために、中高生に読書を通じて過酷な環境に置かれている同世代の女の子たちの「今」、「等身大の姿」、「夢や可能性」を知り、よりよい世界をつくるために自分に何ができるかを考え、その声を発信する機会を提供することを目的に、2014年より毎年実施されています。

今年は紛争・難民問題に焦点を当て、課題図書として「バナの戦争」(飛鳥新社)、「危機の現場に立つ」(講談社)を新たに追加。個人賞と100作品以上の応募があった学校への学校賞が決定しました。

「夏休み読書感想文コンクール2018『リアル』を知る。未来が変わる。」

<個人賞>
 【中学の部】
●最優秀賞  細野 真好さん(愛知県弥富市立弥富北中学校3年)
●優秀賞  吉瀬 茉城さん(関西創価中学校2年)
●特別賞  宮脇 颯大さん(愛知県弥富市立弥富北中学校3年)

【高校の部】
●最優秀賞  湯浅 果奈さん(大阪成蹊女子高等学校2年)
●優秀賞  篠原 京都さん(関西創価高等学校1年)
●特別賞  乾 桜楽さん(慶進高等学校2年)

<学校賞>
●関西創価高等学校(324作品)
●広島女学院高等学校(131作品)
●愛知県弥富市立弥富北中学校(105作品)

<学校賞コメント>
「昨年まで関西創価中学校として3年間コンクールに応募してきましたが、本年度は、中学校とあわせて、高校として初めてコンクールに応募しました。中高一貫校のため、4年目の応募となった生徒も数多くいますが、年を重ねるごとに、より深く世界に目を向けられるようになっているように感じます。(一部抜粋)」(関西創価高等学校)

<審査員長の角田光代氏による講評>

「『バナの戦争』を読んで」を書いた細野真好さんの、ボランティアについて義務感を持ってしまっていた、やらなくてはならないと思っていた、という指摘を読み、「私もそうだったかもしれない」と、考えさせられました。義務感ではなく、「その国を思う」ということが支援だという、さりげなくも根本的な指摘に感銘を受けました。

男女に対する固定観念に反発を抱き、女子校に進んだという、「『女子校』という選択、そしてこの先」の湯浅果奈さんの考えが、私にはとても新鮮でした。私も女子校出身ですが、「女子だけの世界」に少々マイナスイメージを持っていました。けれども湯浅さんの感想文を読んで、女子だけだからできることがあると、あらためて気づかされました。(一部抜粋)」

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