デジタルアーツ株式会社が、未成年者の携帯電話・スマートフォンの最新の利用実態調査を実施しました。
対象は、携帯電話・スマートフォンを所持する全国の小学校高学年から高校生と3歳~18歳の子どもを持つ保護者。未成年者のスマートフォンの所有割合や利用実態・フィルタリングの使用率等に加え、インターネット上におけるコミュニケーションの実態と、未成年者の携帯電話・スマートフォン利用に対する保護者の意識についても調査しています。
未成年者のスマートフォン所有率・平均利用時間はほぼ前年並みで、スマートフォン所有率は93.7%。平均利用時間は昨年より0.1時間減少し、3.6時間となっています。フィルタリング使用率は35.0%で、事件性を危惧する傾向があるにも関わらず、昨年より減少しています。
子どもに連絡手段のために携帯・スマホ等を持たせる保護者が多数で、多くの保護者は見知らぬ人との繋がりと使いすぎに起因する被害に危惧を抱いています。携帯・スマホの使いすぎは不安だが、具体的な対策が取れている保護者は約3割に留まりました。
ネット上のコミュニケーション意識の高まりに比べ、リスクに対する危機意識は依然として低い状況です。「ネット友達」がいる未成年者は40.1%で、昨年から2.6%増加。誘拐事件や自画撮り被害に対する危機意識は依然として希薄です。また、裏アカウントの所有率は小学生が増加しており、低年齢化が進んでいます。
当事者となる子供と保護者がネット上のリスクについて話し合い、利用時間や閲覧できるWebなどのルールを決めた上で、フィルタリングのブロック機能3や利用時間制限機能などで利用時間を機能的に制限したり、子供の見たい安全なWebサイトを許可するなどカスタマイズして活用することが、各家庭での有効な対策の決め手となります。
デジタルアーツは、未成年者が安心してインターネットを利用でるように、対策をサポートするフィルタリングソフトの提供と機能向上に努めていきます。