プログラミングスキルを可視化する日本初のオンラインプログラミング検定「アルゴリズム実技検定」の第4回試験が2020年10月25日(日)から11月8日(日)に開催される。
■3つの特徴でプログラミング能力を評価
アルゴリズム実技検定は、1からプログラムを作成する能力を問う、実践を想定した日本初の検定。「知識型ではない」「受験者が得意なプログラミング言語を選べる」「アルゴリズム設計力・実装力を図る」という3点の特徴により、プログラミング能力を評価することが可能となった。
■オンラインで好きな時間に受験
アルゴリズム検定は自宅や職場からオンラインで受験でき、10月25日(日)13:00から11月8日(日)12:59までの期間内ならいつでも好きな時間に受験できる(試験時間は試験開始から5時間)。アルゴリズム実技検定ホームページから申し込む。
■5段階にランク分け
獲得した点数に応じて5段階でランクを認定する。
【問題数】15問(1問目=9点/2~3問目=8点/4~6問目=7点/7~15問目=6点)、100点満点【ランク】エントリー(25-39点)、初級(40-59点)、中級(60-79点)、上級(80-89点)、エキスパート(90-100点)
■求められるスキル水準
【エントリー】標準入出力や整数型、文字列型の扱い、forやifなどのループや条件分岐などのプログラミングにおける基本的なロジックを、問題に合わせて適切に組み合わせる能力が問われる。
【初級】エントリーの要件に加え、多次元配列やリスト構造などを用いた、複雑性の高く、コーナーケースも多く含まれる、実装の難しいプログラムを組む能力が要求される。 また、四則演算や簡単なデータの持ち方の工夫、ソートなどで解決可能な、計算量を改善する能力も問われる。
【中級】初級の要件に加え、深さ優先探索や幅優先探索などを用いた複雑な全探索や、動的計画法や貪欲法・二分探索などの、高度な計算量の改善を要求する能力が問われる。例えばグラフアルゴリズムでは、最短経路問題や最小全域木などの有名な問題に対するアルゴリズム設計力・実装力が必要となる。また、確率や組み合わせを数理的に計算する能力も求められる。 単に知識を問う問題ではなく、それらのアルゴリズムを正しく適用できるかが問われる。
【上級】中級の要件に加え、出題される典型アルゴリズムが増加し、複雑性が増加した問題への対応力が問われる。動的計画法や貪欲法においても、単純に適用できるような問題ではなく、さらに工夫が必要な問題でのアルゴリズム設計力・実装力が必要となる。
【エキスパート】出題されるアルゴリズムは上級と変わらないが、アルゴリズムの適用難易度が高い問題への対応力が問われる。
<2021末年までの試験日程(予定)>
第5回:2020年12月13日(日)〜12月27日(日)
第6回:2021年4月10日(土)〜4月24日(土)
第7回:2021年7月3日(土)〜7月17日(土)
第8回:2021年9月18日(土)〜10月2日(土)
第9回:2021年12月11日(土)〜12月25日(土)
<第4回アルゴリズム実技検定 実施概要>
試験名称:アルゴリズム実技検定 / Practical Algorithm Skill Test (PAST)
開催日時:2020年10月25日(日)13:00〜11月8日(日)12:59(受験開始時刻から5時間)
リアルタイム受験:2020年10月25日(日)13:00〜18:00
受験方法:オンライン受験(AtCoderIDを使用し、自宅・職場など場所を選ばず受験可能)
受験費用:一般:8800円 /人、団体受験(30名以上)7040円/人、団体受験(100名以上)6160円/人
主催・運営:AtCoder株式会社