日本ゲーム大賞とは、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会が1996年より、家庭用ゲーム機、パソコン等プラットフォームの種類に制限を設けず、優秀なコンピュータエンターテインメントソフトウェアを選定、表彰しているものです。カテゴリは既リリース作品を対象とする「年間作品部門」、未発表作品を対象とする「フューチャー部門」、アマチュア制作のオリジナルで市販されていない作品が対象の「アマチュア部門」、そして18歳以下の方が制作した「U18部門」に分かれています。
日本ゲーム大賞2018において、6月3日に「U18部門」の予選大会が行われました。全国から100を超えるエントリーがあり、この中から1次審査により12作品が選抜されました。予選大会ではこの12作品の開発チームが東京渋谷に集い、白熱したプレゼンテーション審査が行われました。そして事前に行っているゲームの試遊プレイによる実機審査と予選大会のプレゼンテーション審査との総合評価により、6作品の決勝大会進出が決まりました。
決勝大会進出を決めた作品は、下記の通りです。
「THE REALITY」古堅武琉(沖縄工業高等専門学校)
「なんで僕だけこんな目に」池上颯人(横浜市美しが丘小学校)
「PERVERSE」浅野啓(渋谷教育学園渋谷高等学校)、田村来希(埼玉県立浦和高等学校)
「回一首(まわりっしゅ)」菅野晄(早稲田実業学校)
「モチ上ガール」渡邉大誠(徳島市立高等学校)
「RunGirl」原先亮介、薄井大輔、大本義貴、坂口智哉(神戸市立科学技術高等学校)
決勝大会進出チームには、予選大会での審査員のアドバイスを参考にして作品をブラッシュアップする期間があります。ブラッシュアップされた作品は、決勝大会審査員の試遊プレイによる実機審査と、9月23日に東京ゲームショウ2018のイベントステージで開催される決勝大会での最終プレゼンテーション審査の評価により各賞を決定、発表されます。
ゲーム制作にはストーリーやルールの設定、プログラミング・グラフィックの知識などが必要です。今年度から始まったU18部門、優れたクリエイターの卵たちの登竜門となりそうですね。