小・中学校の先生たちをサポートする活動を行っているNPO、全国初等教育研究会(JEES)は、2018年7月22日(日)に2020年の学習指導要領改訂を見据えた、第6回JEES教育シンポジウムを開催します。現在参加受付を開始しています。
変化の激しい社会の中、未来の作り手となる子どもたちを育む学校教育を実現することを目指し、各学校には、学校教育全体を通じてどのような「資質・能力」の育成を目指すのかを明確にしながら教育活動の充実を図るよう求めています。特に、各教科の指導にあたっては、「主体的・対話的で深い学び」による授業改善を行い、児童や学校の実体に応じて創意工夫が活かされた教育活動を展開することが求められています。
昨年実施された、学習指導要領改訂に対するパブリックコメントの結果では、「主体的・対話的で深い学びの実現」に関して、「教育方法を問題にするあまり、教える内容がおろそかになる」といった懸念や、具体的な実践例の提示を求める意見が寄せられました。このような現状を踏まえ、シンポジウムでは「主体的・対話的で深い学び」を実践し、子どもたちの「資質・能力」を育む授業づくりを学ぶ内容になっています。
開催場所はホテル椿山荘東京のプラザ5Fオリオン2、参加費は無料ですが定員200名となっており、JEESのホームページにある申込フォームまたはFAXで参加受付ができます。今回の小学校学習指導要領の算数の改訂に携わった国立教育政策研究所の笠井健一氏による基調講演「算数で育む『資質・能力』とは〜子どもたちに『資質・能力』を育むカリキュラム・マネジメント〜、パネルディスカッション「数学的に考える力を育む授業づくりとは」、そしてシンポジウム終了後に交流会が予定されています。
新学習集指導要領については、子どもを持つ保護者や、現場に立つ先生たちにとって不安が多いものではないでしょうか。こうしたシンポジウムで学ぶことで、自信を持って改訂後の授業に臨むことができ、子どもたちや保護者も安心できる、そんな流れができるといいですね。
新学習指導要領全面実施にむけて!子どもたちに「数学的な資質・能力」を育もう 第6回JEES教育シンポジウムを7月22日開催