理想科学工業は鹿島アントラーズF.C、茨城新聞とコラボレーションして作成した「よみとき新聞ワークシート」の無償提供を2020年10月から開始する。
■新聞の記事と学習書籍を組み合わせたワークシート教材
「よみとき新聞ワークシート」は、新聞の記事と専用の学習書式を組み合わせたワークシート教材。理想科学が2018年4月に開始したPDF教材の無償提供サービスとなる。教員は理想科学製の高速カラープリンター「オルフィス」やデジタル印刷機「リソグラフ」でワークシート教材を印刷して子供たちに配付する。
■5W1Hの読み書きを学ぶ
子供たちは新聞記事を読み、5W1Hの読み書きと、感想・意見の記述を合わせて15~20分程度の学習を行う。朝学習や総合学習、国語・社会の授業教材、宿題など幅広く活用されている。
■茨城県内の記事や鹿島アントラーズのマスコットキャラを使用
茨城新聞社と理想科学は、鹿島アントラーズとコラボレーションし、ワークシート教材を作成。茨城新聞に掲載された鹿島アントラーズや茨城県内の記事を採用し、鹿島アントラーズのロゴやマスコットキャラクター「しかお」をあしらったワークシート教材となる。茨城県内の小中学生が親しみをもって地域社会について学べるようサポートする。
■新学習指導要領に沿った教材を提供
このサービス提供の背景には、新学習指導要領の全面実施がある。総則には、授業改善にあたり配慮する事柄として、新聞の活用が記されている。全面実施にあたり、教員からは、子供たちが自ら考え、判断し、表現する力を向上する学習教材が求められている。同サービスの利用により、教材作成の手間や時間をかけることなく、新学習指導要領に沿った効果的な学習教材を活用できる。