MITホールディングスグループの株式会社ビーガルは、新型コロナウイルス感染症の影響で、生徒の自宅学習が緊急の課題となっている教育関係者を支援するため、デジタルブック制作・配信サービス「Wisebook Cloud」を教育教材配信用システムとして無償提供します。
Wisebook Cloudは、PDFファイルを2ステップの操作でデジタルブック化し、一般公開/限定公開を選択してWEB配信できるクラウドサービスです。本などの紙媒体をデジタルブック化するだけでなく、事前に撮影したレクチャー動画を添付することや、目隠し機能を使った簡単なテストの配信などもできるなど、多くの機能を持ち合わせています。プリント類の配布などにも利用できます。
利用できる対象団体は、国公立・私立学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校)、教育支援を行っているNPO法人、教育支援を行っているボランティア団体、またこれらに該当しない場合でも、問い合わせ可能です。利用できるプランはWisebook Cloud 10Gプラン、これは約5,000ページ相当で、複数冊子の掲載も可能です。期間は2020年4月13日から2021年9月30日までですが、社会情勢に応じて期間の延長を検討することもあります。
教材PDFをWisebookでデジタルブック化し配信すると、ライブラリに本棚のように教材が並ぶようになります。教材は生徒ごと、教材ごとに配信範囲を選べるようになっており、生徒は自分向けの教材一覧から学習したい教材を開いて学習を進められます。配信設定されたURLからPC、タブレット、スマートフォンでも閲覧することができます。
Wisebookのデジタルブックにはペン、メモ、目次、全文検索などの機能がついており、利用に応じて管理画面から設定できます。さらに教材への動画の挿入ができる動画配信機能、閲覧している端末へメモを保存することができるメモパッド機能があります。なかなか学校や塾、居場所などへ通うことができないのは辛いですが、さまざまなツールを駆使して、家でも楽しく学習できるといいですね。