イー・ラーニング研究所が「2020年新型コロナウィルスによる学習対策に関する調査アンケート」を実施し、結果を公表した。
コロナウィルスの感染拡大を受け、2ヶ月の学習遅れの取り戻しが課題となっている今、子どもたちの今後の学習について調査するため、子どもを持つ親を対象に実施した。
調査結果によると、親の約8割が学習の遅れに関する今後の対策に不安を抱いていることがわかった。学校や自治体によって異なる教育方針や、見通しのつかない学校教育への不安が多くなっているようだ。
行政の対策について、役9割が「オンライン授業の普及」を期待。学校現場への対応についても「オンライン授業の活発化」が最も多い回答となり、今後の学習の遅れがでないようにテクノロジーを駆使したやり方を求める親が増えている。
学習の遅れに対する家庭での対応では、最も多かったのが「オンラインによる学習ツールの整備」。約7割を占め、次に「ネット環境の整備」が続いた。
その一方で、特別定額給付金10万円の使用については、約半数が「生活費」と回答。オンライン学習に関する環境整備を検討する一方で、教育費にお金を回す余裕がなく、家計のやりくりをしながら子どもの学習環境を整えることが求めていることが伺えた。