ユニアデックス株式会社が、「教育委員会向けネットワーク分離ソリューション」パッケージの提供を開始しました。
近年、地方公共団体が設置する学校では、コンピュータを活用した学習活動や教職員の校務負担低減の観点から、情報システムにアクセスすることが増大しています。さらに自宅からインターネット経由で学習コンテンツを利用したり、学校ホームページからタイムリーな情報提供が求められたり、さまざまなデバイスからネットワーク経由でシステムを利用することが当然になりつつあります。
また、実際の教育現場では、生徒の成績や生徒指導関連の情報などの機微情報を扱うケースも多く、標的型攻撃による情報漏洩や情報の持ち出しリスクへの対応、アクセス認証の強化など情報セキュリティー対策の抜本的強化が求められています。
こうした中、一定の利便性を担保しつつ情報漏洩を防止する有効な情報セキュリティー対策として、「ネットワーク分離」が注目されています。学校教育現場における「ネットワーク分離」とは、物理的または論理的に成績情報などの機微情報を扱う校務系システムとWeb閲覧などの校務外部接続系システム、そして授業に利用する学習系システムを分離することです。
今回、ユニアデックスは、最新の情報セキュリティー対策技術を盛り込んだ「教育委員会向けネットワーク分離ソリューション」を、VMware製品と自社独自開発製品群でパッケージ化しました。
インターネットに接続する機能をVMware Horizonにより分離すると共に、VMware NSXによるマイクロセグメンテーション機能を採用しているため、マルウエアに感染した際の被害を最小限に抑えることができます。
テレワーク対応の実績も豊富な二要素認証製品である「SecureSuite® V」や学校ホームページのセキュアな運用を実現する「NeXtCommons®」、およびマルウエア対策製品なども併せて提供しています。
ユニアデックスでは、大手金融機関など高いレベルでの情報セキュリティー対策を必要とする企業および団体に対し、以前から数多くの論理的な分離方法を用いたネットワーク分離環境を提供してきました。また、2015年から2016年にかけては自治体向けにインターネット分離ソリューションを提供し、豊富な実績があります。今回、これらの実績とノウハウを活用しています。強固な情報セキュリティー対策を実現していることで、学校現場での需要が期待されます。