「伝思黒板(でんしこくばん)」は、教員用PCから児童生徒用PCに文字や画像、指示や質問を表示できる授業支援ソフト。Webページで作動し、インストール不要のため、すぐに利用できる。
■1人1台PCを実現した普通教室での授業で活用
岩手県一関市立花泉中学校の奥田昌夫校長が開発した「伝思黒板」はWebブラウザで利用できる授業支援ソフト。GIGAスクール構想で、児童生徒1人1台PCが実現し、普通教室の授業で活用できるソフトとして開発。伝思黒板は「教員用ソフト(ホスト)」と「児童生徒用ソフト(ゲスト)」を同時に使うことを想定して作成している。
■教員用ソフトから児童生徒用ソフトに指示を送れる
利用する場合は、教員が「伝思黒板」のページで学校名と氏名を登録。「教員用ソフト」を起動し、教員用ID、パスワードでログインすると「生徒用ID、パスワード」が表示される。児童生徒は「児童生徒用ソフト」を起動し、教員から示された「生徒用ID、パスワード」を入力する。これにより教員用ソフトから児童生徒用の画面に指示を送ることができるようになる。
■児童生徒の意見を集めたり、SNSのように討論することも可能
「伝思黒板」を利用することで、教員用ソフトから、児童生徒用ソフトに指示や質問、図を表示することができる。また、「意見集約」で児童生徒からの書き込みを教員用ソフトに表示したり、「SNS検討」で討論を進めることも可能。Webページのアドレスを転送して、参照することもできる。
■授業の記録が残り、振り返りも容易に
教員用ソフトで送信した質問や生徒の解答の記録を見て、授業の振り返りも簡単に行える。授業の記録として、発問や回答を後日見ることも可能。授業の発問を事前に作成しておき、授業時に読み出して利用することもできる。
◆問合せ(花泉中学校・奥田昌夫校長)E-mail:mvm43236@gmail.com