県域調達でGIGAスクール構想環境整備を進めている奈良市教育委員会はクラウド型セキュリティサービスの「Cisco Umbrella」を導入した。
これは有害サイトへの接続やコンテンツ フィルタリングなどを「DNS(ドメインネームシステム)」層でブロックする、新しいセキュリティソリューション。1日に2,100億もの DNS リクエストを収集し、その統計/分析情報から特定のドメイン名が危険かどうか判定。学校整備の端末に加えて自宅学習用の持ち帰り端末も同じ仕組みでセキュリティを担保できる。
奈良市教委では、新型コロナウイルス(COVID-19)による休業措置の対応策として5月11日からオンライン学習をスタート。オンライン環境がない家庭のため、学校のPCを家庭に持ち帰る設定に変更する際の仕組みに「Cisco Umbrella」を活用することとした。
「Cisco Umbrella」はGIGAスクール向け特別パッケージで導入。特別パッケージでは児童生徒の端末数が500台の場合、50ライセンス料金で活用できる。