全国小中学生プログラミング大会が、この夏も開催されます。今年度で第4回を迎えるこのコンテストは、プログラミング教育の必修化を控えて関心が高まる中、プログラミングを「表現する力を身につけるために学ぶもの」と考え、子どもたちがプログラミングで自分の考えを表現し、楽しく競える場を作りたい、という思いから始まりました。
小中学生が自作のオリジナル作品を応募する形式で参加するコンテストで、応募作品はPC・スマートフォン・タブレットで動作するプログラムやアプリ・ゲーム・ムービーなどのソフトウェア、ロボット・電子工作などのハードウェアであれば、使用言語や作品形式は問いません。また、より自由な発想で創作できるように、今大会からはテーマの設定はなくなりました。審査は「発想力」「表現力」「技術力」を基準に行われます。
応募資格は、日本在住の、6歳以上15歳以下(2019年4月1日時点)の小学生・中学生で、グループで参加する場合は3人以下です。応募期間は2019年7月1日(月)から9月2日(月)まで、1人(1グループ)何作品でも応募可能です。応募費は無料ですが、通信費など応募までにかかる費用は自己負担となります。
昨年度の第3回では全国各地の小中学生から282点の作品が寄せられ、第2回の167作品を大幅に上回りました。内容も優れたものが多く、中でもグランプリとなった三橋優希さんの『つながる。』は、完成したプログラムもさることながらUX(ユーザー体験)を重視した制作過程での考え方も評価されました。
10月中旬に入選作品が発表され、10月20日に最終審査会および各賞発表・表彰式が行われる予定です。今年度もU-22プログラミング・コンテストと連携しており、最終審査会、表彰式は同日・同会場にて行われる他、プログラミング関連イベントなども予定しています。自由な形態・発想でどんな作品が寄せられるのか、今後のプログラミング教育の行方を占うような大会になりそうですね。