株式会社DigiBookは、ノーリツプレシジョン株式会社と協業して展開するスクール写真システム「みんなの写真屋さん」において、顔認識AIを利用して子どもの画像を使ったLINEスタンプを作成できる業界初のサービス「うちの子スタンプ」の提供を開始しました。「みんなの写真屋さん」を導入している写真店は、保護者が本サービスを利用することで、写真プリントのさらなる販売枚数アップに加え、ロイヤリティ収入の獲得といったメリットも得られます。
ここ数年、自分の子どもやペットの写真をスタンプにし、家族・友人とのLINEで使用して楽しむことが新たなトレンドとなっています。「うちの子スタンプ」では、プロが撮影した写真にかわいいフレームとデコレーションを合わせ、世界にひとつだけのオリジナルスタンプを作成することができます。スタンプ制作費は8個セットで1,480円、LINEスタンプショップでの購入代金として、120円(50コイン)が別途かかります。
このサービスが開発された背景には、教員の働き方改革が叫ばれることによって、写真のEC化が急速に進んだことがあります。従来の壁展示では、現金の集金や管理、写真店への支払い、保護者への案内文書作成など、教員にとって時間的・精神的に大きな負担でした。EC化によりネット展示・クレジットカード決済が可能となることで、これらの負担を大幅に軽減できます。
EC化が真っ先に進んだのは、私立が多数を占める幼稚園・保育園でした。次第に公立校でも本格的に検討され始め、古くから公立校との結びつきが強い“町の写真店”も対応を迫られています。「みんなの写真屋さん」はPCに管理ソフト「写真屋さんマネージャー」をインストールすることで手軽にネット販売を始めることができ、また展示方法をネット・壁、決済をクレジットカード・コンビニ・注文袋、というように販売方法を選べることで、EC化に不安を感じる学校側にも安心して利用してもらえます。
ICTを活用して、地域と学校の結びつきはそのままに先生、保護者の手間や時間を節約できる、みんなにメリットのあるシステムではないでしょうか。技術が昔からのつながりを持ち続けるための一助になる、こうした事例が増えていくといいですね。