成績上位者ほど「どこが重要かを考え時間のかけ方を調整して勉強する」ことが、東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)が実施したアンケートから明らかとなった。アンケートは2020年6月に実施した「全国統一高校生テスト」を受験した高校生73,795人に対して行われた。
■時間のかけ方を調整して勉強することがポイント
「どのように勉強に取り組むか」を聞いたところ、成績によって最も大きな違いが出たのが、「全体を通してどこが重要なのかを考え、時間のかけ方を調整して勉強する」という回答。成績上位層ほど、時間のかけ方を調整する傾向が高い割合にある。
■成績上位者は勉強を楽しいと感じる傾向に
「勉強に対してどう感じているか」の調査では、「楽しいが、苦痛のときもある」が最も多かった。これに「とても楽しく、どんどん学びたい」の 回答を合わせた層が、勉強を「楽しい」と感じる回答となる。成績上位のグループは、この2つの回答を合わせると 7 割以上(71.6%)となる。また、学力レベルが上がるほど勉強を楽しいと思う比率が高くなる。
■7割の生徒が計画を立てて学習をしている
「高校生がどのように学習計画を立てているのか」という調査では、約70%の生徒が計画を立てて学習しているという結果になった。同じ計画を立てるという回答でも、「計画通りにいかない場合に計画を修正して、当初やろうとしていた学習量を達成できる」という回答は、上位層でも 27.3%と4 人に1人程度となっている。