東進ハイスクール・東進衛星予備校が2020年6月に実施したアンケートによると、人の役に立ちたいと思っている高校生は、成績に関係なく85%にのぼり、大多数の高校生は「人の役に立ちたい」と思っていることが分かった。有効回答数(73,795件)
■学力ごとにグループに分け「人の役に立つこと」などを調査
このアンケートは東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営する株式会社ナガセが「全国統一高校生テスト」を受験した高校生に対して、学習状況や課題への向き合い方、将来の夢・目標などを聞いたもの。その中から今回は、テストの結果を踏まえ3教科の合計点で高校生をⅠ~Ⅴの5つのグループに分け、学力ごとに「リーダーになること」「人の役に立つこと」に対する意識を調査した。
■リーダー志向の強い高校生は3~4割程度
「リーダーとして多くの人を動かしていきたいか」についてのアンケートでは、学力レベルが上がるほど「とてもそう思う」「そう思う」の比率が高くなっている。しかし、大きな差があるとは言えず、最も成績上位のⅠグループの高校生でも「とてもそう思う」と「そう思う」の合計は 40.1%と、約 4 割に留まった。
■85%の高校生が人の役に立ちたいと思う
「人の役に立ちたいと思っているか」という質問に対して、5つの成績グループに分けたところ、「とてもそう思う」と「そう思う」の合計はどのグループも85%程度でほぼ等しくなった。このことから成績に関係なく、大多数の高校生が「人の役に立ちたい」という思いを持っていることがわかった。
■リーダー志向が高いほど人の役に立ちたいという傾向に
「リーダーとして多くの人を動かしていきたい」と「人の役に立ちたいと思っている」の相関関係を見てみると、リーダー志向が強いほど、人の役に立ちたいという思いが強いという傾向が見られた。一方、リーダーになりたいと全く思っていない層でも、58.9%と半分以上の高校生が人の役に立ちたいと思っていることがわかった。