愛知県岡崎市教育委員会は、エプソンのスマートチャージ「アカデミックプラン」を採用し、2020年9月1日から市内の小中学校全67校で運用を開始した。
■学校が抱えるプリンティングに関する様々な課題
教育現場ではICT機器の導入が急速に進んでいるが、生徒に配られるプリントはコストの面からモノクロプリントが主流。そのため、理科・社会などの写真、図表が多い科目では、わかりにくさが生じている。また教職員の長時間労働が問題となる中、エプソン調べでは、小中学校の教員がプリントに使う業務時間は月間約8.4時間と多くの時間が割かれている。
■スマートチャージ「アカデミックプラン」導入で課題を解決
エプソン販売株式会社は、学校向けサービスとして展開しているスマートチャージ「アカデミックプラン」を2019年11月から展開。こうした学校現場が抱える課題をプリンティングの視点で解決することを提案する。なお、今回の岡崎市教育委員会による「アカデミックプラン」の採用は、岡崎版「GIGAスクール構想」の中で評価されたことによる。
■3つのポイントで学校現場を笑顔に
エプソンのアカデミックプランは、「高速印刷による時間と手間軽減」「新たな消耗品予算不要」「カラー印刷の我慢不要」という3つのポイントで、これからも学校現場の抱える課題を解決し、学校現場を笑顔にすることに貢献する。
<岡崎市教育委員会による導入詳細>
■職員室でのプリント・スキャンの高速化
職員室に100枚/分の印刷が可能な高速インクジェット複合機を導入。これによりPCからのダイレクト印刷が高速化され、大幅な印刷時間の短縮につながる。併せて、大日本印刷株式会社のデジタル採点システム「リアテンダント」との連携により、インクジェット複合機の高速スキャナーを活用してテストの採点の大幅な時間短縮を実現。岡崎市が推進する働き方改革「Okazakiスマートワーク」に貢献する。
■モノクロと同コストのためカラー印刷を気兼ねなく行える
アカデミックプランでは、設定した印刷枚数まではカラー・モノクロとも同コストのため、コスト面から制限されていたプリントのカラー化がスムーズに実現できる。写真、図表などカラー印刷が必要な教材や、保護者への連絡なども伝わりやすいものとなる。また、新学習指導要領の展開においても「プログラミング教育」など、カラー化された資料が望まれるカリキュラムでの活用が期待される。
■学校間で印刷枚数をシェアすることで市全体の印刷コストを低減
アカデミックプランでは、設定した印刷枚数を学校間でシェアできるため、大規模校、中規模校、小規模校で同じ印刷環境を実現。印刷枚数の設定は年間なので、月々の変動にも対応。夏休みで印刷しない期間の分は他の月に回すことができるので、市全体の印刷コストを低減し、教育の公平性確保に貢献する。
エプソン スマートチャージ
https://www.epson.jp/products/bizprinter/smartcharge/
エプソンのスマートチャージ アカデミックプラン
https://www.epson.jp/products/bizprinter/smartcharge/academic/
愛知県岡崎市教育委員会
https://www.city.okazaki.lg.jp/1300/1304/1327/index.html
大日本印刷株式会社「リアテンダント」