文部科学省では、学校における情報モラルに関する指導の一層の充実を図るため、教員が指導する際に役立つ児童生徒向けの動画教材と手引書を作成しています。
このたび、インターネットやスマートフォン利用者の低年齢化などを踏まえ、新たに2本の動画教材「SNSを通じた出会いの危険性」「スマートフォンやタブレットなどの使いすぎ」を作成しました。
●情報化社会の新たな問題を考えるための教材
近年、児童生徒が無料通話アプリやSNS、オンラインゲーム等の長時間利用による生活習慣の乱れやネット依存に陥ってしまったり、ネット被害やSNSによるトラブルに巻き込まれる可能性が高まっています。このような情報化の進展に伴う新たな問題に対応するための教材で、5つのテーマに対応した16の動画教材が公開されています。テーマは「ネット依存」「ネット被害」「SNS等のトラブル」「情報セキュリティ」「適切なコミュニケーション」です。
●指導の手引き(平成30年度一部改訂版)
動画教材に対応したシナリオスライド・モデル指導案・板書例・ワークシート例・アンケート例を作成。動画教材を用いる際の指導の工夫について掲載するとともに、児童生徒を取り巻くICTの現状に関する調査結果について最新化しています。
情報モラル教育の推進に向け、各学校や教育委員会等においての積極的な活用が期待されます。