NECは、学校・教員の業務の一つであるテストの採点業務を効率化する「テスト採点支援ソリューション」を発売しました。これはNECのページプリンタ「MultiWriter」シリーズにテスト採点ソフトウェア「EdLogクリップ採点支援システム」と電子文書と紙文書を一元管理するドキュメント有効活用ソフトウェア「DocuWorks9」を組み合わせ、テスト採点業務の効率化を支援します。
採点するには、解答用紙をスキャンしてパソコンに取り込みます。ここで「EdLog栗イプサ移転支援システム」は、児童生徒の手書きの解答を問題単位に一覧表示してくれるので、同じ問題を一度に採点できます。採点すると同時に、採点結果をデータ化することができ、採点からその後のデータ入力、点数集計までの作業時間を短縮でき、教員の事務作業の負担軽減が可能となります。
このやり方なら、新たにテスト用紙やテストの作成方法を変えることなく、手描きやワープロソフトを利用した問題用紙の作成、問題と解答を同一用紙に記載する形式の継続や業者テストの利用など、従来の実施方法をそのまま利用できます。解答用紙のスキャンは、「MultiWriter」シリーズのA4プリンタ複合機タイプ「Color MultiWriter400F」で対応していますが、B4やA3用紙を利用する場合は、A3プリンタ「Color MultiWriter 9220C2」とA3スキャナユニットが必要になります。
効率化といってもマークシートなどの機械的な採点システムとは違い、解答用紙を見ながらの採点なので、児童生徒一人一人の手書き答案を見ながら理解度を確認することができます。また、採点したデータを集計して問題ごとの正答率や合計点を一覧表示することができるため、正答率の低い問題の重点指導や個人の学習支援にも活用し、これまで以上に細やかな学習指導・支援を行うことが可能となります。
集計など事務的な部分は機械的に効率化し、児童生徒個人の答案を見る、という作業は残すことで、これからの指導や、ひとり一人への対応を考える余裕ができそうです。テスト採点は先生の仕事の中でも大変だと聞きます。こうしたシステムの導入で、学校全体にゆとりが生まれるといいですね、
NEC、テスト採点業務の効率化を支援する「テスト採点支援ソリューション」を発売〜児童生徒へのきめ細やかな指導とともに教員の働き方改革を支援〜