文部科学省が、企画競争を前提とした、平成30年度「武道等指導充実・資質向上支援事業」 を公募しています。
武道等や課題がみられる領域の指導を担う教員の資質向上、指導の充実等を図るため、体育教員資質向上プログラム開発・実践等、地域や学校の実態に応じ、複数の武道種目を実施するなど特徴的な取組、関係団体における武道指導に関する支援体制の強化等の取組を支援することにより、学校体育の充実を図ります。
事業は、中学校保健体育において必修である武道の指導の充実を図ることを目的として、地域の指導者の技術及び安全における専門的な知識や指導力の活用が各地域において図られるよう、関係団体や地域との連携において支援体制の強化を行います。
学校等の授業において、地域の指導者の協力が円滑に行われるよう、当該指導者の一定の指導力の確保に対応するため、「地域の指導者の資質向上の在り方について」「武道関係団体と学校等との連携方策の在り方について」検討します。そしてその結果等を踏まえ、技術及び安全に関する指導力の向上を図る機会等を設けます。
具体的な例としては、学校の保健体育科の武道の授業において、全国の学校で地域の指導者が円滑に指導できるよう、指導資料や指導法のガイドラインの作成、地域の指導者向けのカリキュラム等を策定し、地域の指導者を対象に都道府県単位において地域の指導者向けの養成講習会を開催したり、学校の授業において、適切な地域の指導者を確保することが可能となるよう指導者のデータベースを構築し、学校の保健体育科の武道の授業において、地域の指導者が円滑に指導できるよう、学校と地域の武道関係団体をつなぐコーディネーターを都道府県単位に配置したりなどとなります。
取組を行うに当たっては、地域の実情等に応じて、教育委員会と連携を図りながら、実践し、取組の効果を分析・検証します。なお、実施に当たっては、大学等教育機関の外部有識者及び関係団体の代表からなる有識者会議を設置し、指導・助言を受けるものとします。
参加を希望する者は、企画提案書を公募要領に従って提出します。なお、参加表明書の提出は不要です。提出期限は、平成30年2月23日18時必着。その他必要事項については、公募要領等によります。