工学院大学附属中学校の生徒が、「ASLC2019」で金賞を受賞しました。
「ASLC2019」は、ASEAN諸国の若者が集まりアクティビティーや議論を重ねながらアジア諸国の課題解決に向けた起業案を提案・発表するプログラム「Asian Student Leadership Conference 2019」の略称です。7月24日(水)~28日(日)にシンガポールで開催されました。このたび金賞を受賞したのは、中学2年生4名による「工学院Juniorチーム」です。
今年度の会議のテーマ「Building a Sustainable Society」に沿ってトピックスについての議論を行い、最終日にアジア諸国の起業家の前で生徒たちが起業案を提案・発表します。全31チームの中から選ばれての受賞でした。
その中で「工学院 Junior チーム」は、「インターネット中毒」 というトピックスに対し、スマホ使いすぎ防止の工夫が施されたアプリ「My Pet」を提案しました。「My Pet」は、自分のペットを育て、楽しみながらインターネット中毒の解決を図ります。この起業案での具体性の高さや質疑応答への対応が評価されました。
また、高校生6名による「工学院 Senior チーム」も、同じトピックスに対してインターネット中毒更正施設「Cure Hotel」を提案しました。プログラム3日目に行われた小グループごとのポスタープレゼンテーションでは、 Junior・Senior 両チームとも首位を獲得しました。
今回参加した生徒たちは、4 月の校内募集への応募からスタートし、5月のテーマ開示以降は、何度もチーム内での打ち合わせを重ね、起業案の立案や最終日のパフォーマンスなどを検討・練習してきました。他の参加者との交流や議論、発表は、すべて英語で行われるため、英語力に自信のある生徒たちが集まりました。
アジア各国から集まった参加者たちとの交流を 経験した生徒たちは「今回のプログラムでは、アジアの国々から集まった生徒達と各国の問題や文化を伝え合い、「私たち学生の小さなアイデアでも、世界各国の人々と議論を交わし協力することにより、世界の大きな問題を解決する策に繫げていけるということを学びました。」と感想を語りました。