埼玉県川口市は、事務処理の効率化と債権管理の強化を目指して、アイティフォーの「給食費管理システム」と「就学支援システム」を導入。2021年4月より本格稼働する。
■給食費管理システムと就学支援システムをリニューアル
川口市では、2011年度より学校給食費の公会計化対応を開始するなど、早期から給食費の未納対応や教職員の負担軽減に取り組んできた。今回、川口市は当時から使用していた市独自の給食費管理システムの利便性向上を目的とし、同じく市独自のシステムを使用していた就学支援システムと合わせて両システムのリニューアルを決定した。
■入力ミス解消で事務処理の正確性が高まる
同システムでは、住基・税・学齢簿など他システムと連携することで、これまで手作業で行っていた作業を自動化し業務効率化が図れるほか、入力ミス解消など事務処理の正確性を高める。また給食費管理システムの時効管理機能や文書発行履歴管理機能などを活用することで債権管理が強化され、収納率向上が期待できる。
■これまで管理しきれなかった支給部分まで管理
就学支援システムでは、既存システムでは管理しきれなかった支給部分まで管理することで、事務作業の効率化に貢献する。さらにアイティフォーのパッケージシステムは様々な状況を想定した多機能システムであるため、生活保護など頻発する基準見直しにも最小限のカスタマイズで対応可能。
■自治体の収納率向上や業務効率化などをトータルで支援
アイティフォーは、自治体に向けて債権管理システムを提供し続けてきた実績とノウハウを活かし、今後も自治体の収納率向上や業務効率化などに対しトータルで支援する。
<製品概要>
【給食費管理システム】
教職員や児童生徒の基本情報や給食費・納期限の管理、給食費予算管理、給食費の会計、徴収状況把握、未納者への督促など給食費管理業務を一元的に管理するシステム。Web画面から児童の喫食・欠食情報やアレルギー対応情報などを入力するだけで、会計処理の自動化が実現できる。
【就学支援(就学援助)システム】
「就学支援システム」は、小学校・中学校の児童・生徒の就学援助費の申請受付、審査・認定から、費目ごとの援助費の支給や振込データの作成、さらには就学援助制度に関連する各種管理業務など、様々なケースを想定して設計された網羅性の高いパッケージシステム。就学援助費・特別支援教育就学奨励費のそれぞれを管理することが可能で、各計算式により認定・非認定を自動判定する。また多数の帳票を標準で用意している。