シンプルで使いやすい6つのアクティビティ(授業案)と10のコラムを収録した、小学校高学年以上対象のワークショップ教材「プラスチックごみ 開発教育アクティビティ集4」が発行された。
■プラスチックごみ問題と向き合うことがねらい
開発教育協会は、学校や社会教育、各種研修で使えるワークショップ教材「プラスチックごみ 開発教育アクティビティ集4」を発行。「プラスチックごみ」をテーマに一人ひとりが問題に向き合い、公正で持続可能な社会のあり方を考えることをねらいに作成された。
■本教材を通して、以下のようなことを培うのがねらい
①プラスチックごみをめぐる現状や影響、問題について理解し、関心を持つこと。
②プラスチックごみによって影響を受けている人々や環境について知り、その立場を想像 して自分事として捉えること。
③プラスチックごみをめぐる問題を構造的に理解し、わたしたちの生活とのつながりや自分に何ができるかを考えること。
④プラスチック削減に取り組むことは、持続可能な未来をつくるポジティブな行動だと捉えること。
<教材 概要>
発行:開発教育協会
2020年11月、A4判52頁
付録(ダウンロード):スライド資料、ロールプレイ用の生き物イラスト
一般価格:1500+税/会員価格:1200+税
対象:小学校高学年以上
<収録アクティビティ>
・プラごみクイズ
・プラスチックを探してみよう!
・リサイクルってなんだろう
・ロールプレイで考えるプラスチックごみ(2種類)
・Take Action! わたしたちにできることを考えよう(2種類)
・タイムラインで考える「こうなってほしい未来」
<収録コラム>
1.プラスチックが拡散させる有害化学物質-目に見えない「添加剤」の危険
2.プラスチックよ、どこへ行く?-分解されるの?されないの?
3.プラスチックは使っていいの?いけないの?
4.笹寿司 サステナブルなファストフード!?あるものを活かす昔からの知恵
5.循環しないリサイクル?―水平利用とカスケード利用
6.輸出されたごみはどこへ?ベトナム・ミンカイ村から
7.プラスチックごみと野生生物
8.おしゃれとプラスチックのはなし
9.ケニアの世界で最も厳しいプラスチックバッグ禁止令
10.世界のプラスチックごみ対策~SDGsと海洋プラスチック憲章
<制作チームからのメッセージ>
未来世代に「プラスチック汚染」という負の遺産を押し付けないために、世界ではプラスチック削減に向けた大胆な法律や規制が施行されています。日本にも、思い切った制度の変革と、それを後押しする市民の行動が求められます。本教材の作成チームは「脱プラは、我慢や後戻りではなく、持続可能な未来をつくる前向きなチャレンジだということを伝えよう」と話し合ってきました。本教材を利用する際は、そのような思いで実践をしていただければ嬉しく思います。
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