文部科学省が、2020年度からの小学校プログラミング教育の実施に向けて、学校現場において円滑にプログラミング教育を進めるための参考となるよう学校や教員等の協力を得て、実際に授業実践を行いながら内容を検討し、教員等が参考にできるよう指導案集を作成しました。
第一章「総合的な学習の時間におけるプログラミング教育」、第2章「分類C（教育課程内で各教科等とは別に実施するもの）におけるプログラミング教育」の2章で構成。
第一章は、2019年9月に予定されている「未来の学び プログラミング教育推進月間」（略称：みらプロ）において活用されることを想定して、作成しています。掲載している15の指導案は、「プログラミングが社会でどのように活用されているか」に焦点を当て、「総合的な学習の時間」での活用を想定し、未来の学びコンソーシアム及び民間企業、有識者が連携して作成したものです。これらは 2019 年度の「未来の学び プログラミング教育推進月間」 において、民間企業各社の協力を受けながら、総合的な学習の時間でプログラミング体験を行うことを前提とした内容となっています。
第二章は、「小学校プログラミング教育の手引き（第二版）」に例示された、分類 C－①～③に関連した5の指導案を掲載。プログラミング的思考を育むことと、プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術に支えられていることへの気付き、さらにコンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決し、よりよい面白さ社会を築く態度を育むことをねらいとした上で、プログラミングの楽しさや面白さ、達成感などを味わえる題材などでプログラミングを体験したり、各教科等におけるプログラミングに関する学習活動の実施に先立って、プログラミング言語やプログラミングの技能の基礎について学習したり、各教科等の学習と関連させた具体的な課題を設定してプログラミング体験を行うものとなっています。
指導案集が、プログラミング教育の指導案作成や授業実践に役立つことが期待されます。
