加藤学園暁秀初等学校は、AI教育に関する授業科目を新設。テックパークをパートナーにAI教育支援サービスを採用し、3～6年生を対象に「AI×探究学習」の授業を開始する。
■AIツールを活用した実証実験を実施
加藤学園暁秀初等学校は、子供の個性や才能に応じた教育を行う国内初のオープンスクール。コンピュータ・リテラシー教育にも早くから積極的に取り組んできた。2019年には、加藤学園暁秀初等学校とグルーヴノーツ・テックパークで協働し、テックパークが開発するオリジナルの教材やAIツールを用いた授業の実証実験を行ってきた。
■AI・プログラミングの授業を本格的に開始
加藤学園暁秀初等学校では、グルーヴノーツ・テックパークの「AI教育支援サービス」を導入。2020年秋学期からコンピュータ科でAI・プログラミングの授業を本格的に開始する。なお、テックパークのAI教育支援サービスは、経済産業省が実施する「令和元年度補正 先端的教育ソフトウェア導入事業」に採択された。
■授業で開発した「AIレジ」を学園祭で活用
これまでの取組として、同校の5年生を対象に、Scratchとグルーヴノーツの「AIブロック」を用いた授業を実施。授業ではAIリテラシーや画像認識、音声認識のトレーニングといったAIの使い方から、AIが商品を識別して販売金額を計算する「AIレジ」の開発に取り組み、学園祭の模擬店で活用した。
＜加藤学園暁秀初等学校 総務部長・ICTコンピュータ専科 中原悟教諭コメント＞
子供たちの将来にAIは必要不可欠なテクノロジーの1つ。今回、グルーヴノーツ社の「AI教育支援サービス」を、ICTコンピュータ専科の高学年のカリキュラムに位置付け、「AI×探究学習」と授業を行っていく。「AI教育支援サービス」は、AIに関する基礎知識や実際の活用事例、プログラムの組み方などを動画や学習シートで学べるしくみになっている。子供たちは学習したことをもとに、実際にプログラミングで確かめる経験を通して、必要な概念をつかみとり、自然とAIブロックを使いこなすことができるようになる。
＜株式会社グルーヴノーツ 代表取締役会長 佐々木久美子氏コメント＞
教育現場では、教える側の大人がテクノロジーの本質をきちんと理解する間もないまま、子供たちにテクノロジーを教えざるをえない状況になっていることもあるのではないでしょうか。テックパークでは、これまで培った教育ノウハウを活かして、コンピュータ入門から上級クラスまでの様々な現場の悩み・課題に応じたプログラムを提供してきました。テックパークで遊ぶ子供たちはAIの仕組みや得意・不得意といった特徴、機能を理解することで「AIは私たちの生活を楽にしたり、世の中を便利にするテクノロジー」であることを学ぶ。
